ブログ

リニューアル 私たちについて

エレベーターリニューアル コンサルタントの事例②

2025年2月2日

2025 02 02

エレベーターコンサルティング採用の経緯

神奈川県川崎市 築36年 総戸数60戸 6階建て 

居住用賃貸マンション 9人乗りエレベーター1基 

ホームページのお問い合わせフォームから、当初は補助金について詳しく教えてほしいといった内容でしたが、管轄行政の川崎市では補助金制度を扱っていなく、担当部署窓口へ直接問い合わせたのですが、過去にもエレベーター補助金制度を取り入れたことはなく、将来的にも予定がないとの結果を問い合わせいただいたオーナー様へ回答差し上げたところ、やはり保守会社から部品供給終了するので、リニューアル工事の提案を受けていて、それが、5.6年前に参考で取得した見積金額からかなり増額していた。ネットでいろいろ調べたが、相場より高い気がするがどこにどうやって見積を依頼して検討したらいいのか思案している様子でした。

まずは、今まで取得された見積書とエレベーターの仕様が記載されている“定期検査報告書”(年に一度、保守会社が昇降機検査員資格者によって国で定まられた検査項目に沿って検査報告する専用報告様式)を提供してもらい、現状の分析を行い、初回の無料現場調査について承諾をいただいて、現場状況と報告書内容、見積仕様書を照合させて、弊社の取り組みや業者選定の見通し等について、詳しい説明を聞いていただいたところ、前向きにご検討され後日見積書提出、ご快諾いただきました。

きっかけは、補助金を利用してなんとか工事代金の負担を減らす事はできないのか?から、専門家によるコンサル提案からコストダウンと共に安全性、品質サービス、利便性をバランスよく合わせたエレベーターリニューアル工事の実現に向けて進めることができるとご判断されたのではと感じました。

エレベーターリニューアル工事業者選定業務について

まずは、現保守会社からのリニューアル提案仕様についての検証と保守点検報告書の内容の精査から、今後各業者への依頼時に統一した仕様による見積依頼をかけるのですが、比較検討時に各業者によって仕様がまちまちだと正確な比較ができません。

オーナー様からエレベーターについて、特に利便性や意匠性についても要望、意見をヒアリングした上で、現場状況から保全面や安全面からも、必要と思われる仕様をピックアップし“見積仕様要領書”を作成し、現保守会社とメーカー系保守会社含め、信頼のおける3社のエレベーター保守会社の合計5社に対して見積要請をかけました。

新しく見積依頼をかけた3社のエレベーター会社はすべて、見積する際に必ず現場に赴いて調査した上で見積もりを提示する流れとなります。

調査訪問日程をそれぞれ調整し、現場立ち合いのもと“見積仕様要領書”を提示して現場調査での質疑回答を経て各社から見積書と提案書が上がってきたら、欠けている仕様はないか等内容のチェックと各社のVE、VA案について検証をします。

共通の必要な仕様を基本仕様とし、過不足なく見積もりに反映させるのですが、それに加え各業者の得意とする仕様、代替案、特徴的な提案等についても別で提示してもらえるように“見積要領書”に記載していたので、合わせての検証となります・

特に今回は、オーナー様のご意向でエレベーター内に防犯カメラを設置したい要望があったので、各社それぞれの提案がありました。

その他、リニューアル工事後の保守契約金額、契約から着工までの製作納期、準備期間と着工からの工事期間によるエレベーター停止期間等を組み合わせた見積比較表を作成し、オーナー様と選定について協議検討となりました。

エレベーターリニューアルコンサルティングを通じて・・・・

結果は、今回新規で見積もりに参加された業者さんでしたが、金額はもちろん当初の保守会社見積金額から28.5%減額の上、エレベーター室内の意匠シート貼りとエリアドアセンサー(ドア開閉時のセンサーにより戸閉時の衝突を防止する装置)を付加する事が出来ました。

業者選定コンサルティングと今回は工事管理コンサルティングも引き続きのご契約なので、着工前の工事打合せや事前告知について、かご内意匠工事の壁、床の模様、カラー品番選定などをリニューアル工事に向けて施工業者と打合せ進行していきます。

この度の業者選定には大変ご満足され、その後オーナー様の計らいで、SNSで今回の件を投稿いただき、その投稿を見た方からお問い合わせがあり、一からのリニューアル工事検討から、初回の現場調査、ヒアリング、見解報告書提出説明と進行いただいています。

今回のようにきっかけは色々あっても、エレベーターを所有する賃貸オーナー様や管理組合様、最近では宿泊施設運営される事業者様や病院、クリニック経営者様からも幅広くお問い合わせをいただけるようになりました。

エレベーターが設置されている建物としてはやはり共同住宅が多いので、その共同住宅の中でも分譲マンションとなると管理組合で輪番制による理事会運営からの合意形成で保全検討を進めるには、やはり専門家の存在が必要ではないのかと思いエレベーターリニューアル工事の市場の高まりと合わせて展開していきたいと思っています。

ただ、分譲マンション以外の賃貸マンション、テナントビル、宿泊施設、医療施設や、都市圏以外の地方でのニーズに関しても非常に高い傾向があると最近認識しています。

一度、お気軽に問い合わせください。何か新しい展開、動きがみられるかもしれません・・・。

無料相談等の御相談はこちらまで