
マンション管理においてコンサルタントの存在とは
一般的にマンション管理の実務を携えるのが管理業務主任者の資格を持った管理会社であるフロントマンであり、管理組合や住民側の目線でマンション共用部管理に関する助言、サポート、アドバイスを管理組合に対して行うのがマンション管理士と言われています。
世の中ではさまざまなコンサルタントが存在し、特に外国ではコンサルティング会社は地位と名誉のある高額報酬が約束された業種と聞いたことがあります。
日本では、限られた一部の経営コンサルや不動産コンサル、建築コンサル、医療コンサルや最近話題の選挙コンサル等もかなり高収入が得られるようです。
もちろん、その分たぐいまれな才能や専門知識が備わって、日夜ハードなワークバランスの上に成り立っていると思います。
10年前、一念発起してとにかく何か自立出来るような資格を取って、後半の人生をいい方向に持っていきたいと思って、目を付けたのが“マンション管理士“でした。
エレベーターに関する資格といえば“昇降機等検査員”といって、年に一度の定期検査報告に必要なエレベーターの保守技術員しかありません。技術職であれば必須の資格ですが、エレベーターに関して保守や工事ではなく新設、保守、改修の営業を30年弱経験して活かせるような資格なんてありませんでした。
見方を変えて、エレベーターが一番設置されている建物は何だろう?と考えたら、賃貸と分譲合わせて圧倒的にマンションだったので、マンションに関する資格はどんなものがあるのか調べたら“マンション管理士”に行き着いた、といった流れです。
当時の合格率は7,8%で取得まで、実に4年かかりましたが、これで仕事の幅が広がりマンション管理全体の事からエレベーターについてさらに営業成績以外でも何かしらの実績、結果が残せるようになるだろうと希望を抱いてきましたが、社会はそんなに甘いものではないと痛切に味わいました。
最近になり、関西でもいろんなマンション管理士事務所が見られるようになりましたが、専業で軌道に乗っていらっしゃる管理士さんはまだ数少ないかと思います。
よく言われるのが、実務経験が無い、不足しているので日常的なマンション管理の問題解決や現場に即した提案ができないので、ニーズはあるのにそれに十分応えられない現状があるように思います。
多くのコンサルタント業は実務経験と専門的知識を以ってクライアントに適材適所の提案アドバイスにより、さらなる改善、グレードアップに向けて結果が見通せる、はっきりとした成果が得られるから、高い報酬を支払ってでも依頼するのだと思います。
そこを、一番意識する為に25年間私の様々な失敗、成功を繰り返した実務経験を最大限発揮するにはエレベーターに特化したコンサルティングであり、現在の日本中にあふれるくらい存在している経年劣化した、エレベーター保全管理に携わっていく事が最も明確に皆様に貢献できる仕事であると確信し、日々の精進としています。
簡単ではないと思いますが、新しい業種開拓に向けて皆様の力になりたいのでぜひ、お問い合わせください。
エレベーターリニューアル工事に特化したコンサルティング
“エレベーターマネージメントはエレベーターに特化したマンション管理士として、管理組合様の立場に立ったコンサルティングや、専門的なアドバイスを提供いたします。
エレベーター保全管理に関する相談に応じたり、助言・指導・その他のサポートを行います。“
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- 修繕内容の詳細検討、検証、計画立案の助言、アドバイス、コーディネート
- 安全性、利便性、意匠性のグレードアップについての提案、検討に関して助言、指導、サポート
- マンション管理士として公正な立場からのリニューアル工事業者選定の補助業務
コンサルティングのメリット、期待できる効果
・競争意識を持たせた効果的、効率的な工事業者選定作業により工事価格の減額(メーカー系保守会社と独立系保守会社で30%以上の価格差の事例あり)
・安全性を重視した過不足のない適切なリニューアル工事仕様が明確化できる。
・専門性の高い工事仕様内容を住民様目線で詳しく解説、比較検討、判断のサポート。
・必要性の高い仕様、検討すべき課題、潜在的な問題点が明確になる。
・マンション管理士として公正な立場から明瞭で透明性のある価格検討が可能
エレベーターリニューアル工事 コンサルティング業務
- 工事に向けての関係各者ヒアリング
- 工事仕様提案、相談
- 理事会、総会での工事説明
- 見積参加業者の選定、調整
- 見積参加業者の見積現場調査立ち合い、質疑応答
- 見積比較、検討資料作成、提出
- 選定、決定に向けての助言、サポート、質疑応答等
【コンサルティング例】
・なぜリニューアル工事が必要か・・・
所有者、管理者責任についてや部品供給終了問題、エレベーターの簡単な構造説明、供給停止となる部位について、現状機器に照らし打合わせた説明、保全状況等詳しく丁寧に解説いたします。
・エレベーター業界について
エレベーター保守会社の歴史、経緯から現在の業界構造、メーカー系と独立系保守の違い、特徴について解説
・各社見積比較 仕様解説、比較解説 見積仕様比較表での説明解説
・グレードアップ工事仕様について
戸開走行保護装置、地震管制運転、停電自動着床装置、耐震対策(98,09,14)
・既存不適格について、解説
・長期修繕計画作成ガイドラインコメント(国土交通省) 修繕周期の例(昇降機設備 30年)について
以下は、弊社の特徴、強みと掲げるコンサルティング指標です。
・管理組合役員様と一体的にエレベーターリニューアル工事実施に向けて取り組む事によって、役員全体として共通認識を持ちながら合意形成を図れる。
・難解な専門用語も解読、解説します。共通した見積仕様書から比較検討しやすく、過不足のない見積仕様での検討が可能。
・貴マンションエレベーターの利用状況、環境、資産価値に見合った候補業者を選定し、競争性を高め安全性と品質とコストを両立させたリニューアル工事を提案いたします。
・業者への見積依頼から、見積現地調査の各社立会、質疑応答、見積内容のチェックとスケジュール管理等、管理組合様や管理会社様の手を煩わせる事なく進行いたします。
・理事会、修繕委員会等必要に応じて、都度訪問し管理組合様と協議しながら最終的に理事会で候補業者選定後、総会承認、工事契約まで助言サポートいたします。
初回相談、現地調査は基本無料ですのでお気軽にお問合せください。